桜のピンクは花の咲く前の小枝の中に潜んでいます。木の枝が、今年はピンクに染まらない…などというのは当たり前です。毎年毎年、桜の木は全く別物です。
桜染めで一番難しいのはピンクに染まる小枝を見つけることです。「若さがあって素直」がポイント。150年も生きた桜でも「若さがあって素直」なものもあれば、4、5年の若木でも、「若さ」も「素直さ」もないものもあります。人とよく似ているなと思います。私もいつまでも「若さ」と「素直さ」を失わないでいたい、と思い、桜に教えられる毎日です。 |
◆桜染めの手法を簡単にご紹介しましょう。 |
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(1)花の咲く前の桜の小枝を集めてくる。
夢細工では、皆様のご家庭でせん定した枝や工事などで桜を切る時など、ご連絡頂き、貰って来ています。
(今年は山に300本の桜を植える予定です。) |
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(2)枝を分別し、小さく切る。 |
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(3)鍋に入れて30〜40日、炊いたり冷ましたりしながら熟成してピンクを増やすと同時にオレンジやベージュを取り除き、ピンクだけを取り出していく。 |
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(4)桜の染液を残してさらに熟成し原液を作る。
2週間〜3ヶ月 |
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(5)布又は糸をよく練り(汚れを取り)椿灰の灰汁に、米酢を加えた液に入れてよくなじませる。(先媒染) |
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(6)グラグラと煮立った湯に(4)の原液を入れて染液を作り、染める。 |
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(7)(6)によく洗った(5)の布を入れて短時間で染める。残りの液は捨てる。(この染液は1回しか使えません)
新しい(6)の液でさらにもう1度染め、好みの色になるまで何回も繰り返す。水洗いをして干すと桜染の完成です。 |