株式会社工房夢細工 福岡朝倉市秋月にある桜染・草木染め工房

株式会社工房夢細工
〒838-0011 福岡県朝倉市秋月野鳥708-6 TEL:0946-25-0273 FAX:0946-25-0277
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桜染めって何?
桜の木だけを材料にした染め…それを夢細工では「桜染め」と呼んでいます。
一般に、化学染料でピンクを染めて「桜染め」と呼んだり、桜と他の草木や化学染料を混ぜ、染めて「桜染め」と呼ぶ事が多いのですが、夢細工の「桜染め」は、化学染料はもちろんの事、他の草木も一切使うことなく、「桜」だけで染めています。
ただ、江戸時代までは、紅花や茜などの赤系を染める草木を使い、桜色を染め出したものを「桜染め」と呼んでいたようです。
しかし、桜染は「桜」で染めなければ…という思いから試行錯誤のを繰り返した末に完成したのが夢細工の「桜染め」です。
それは失敗の連続でした。一般に、桜で色を染めるとオレンジ色かベージュ色に染まります。それは、桜の木の中にオレンジ色に染まろうとする成分がいっぱいつまっているからです。その中には、ほんの僅かですが、花びらのピンクに染まろうとする「力」も潜んでいます。「この色を取り出したい!!」…その想いから染井吉野に始まり山桜、八重桜、そして樹皮、芯材、緑葉、紅葉に至るまで、何年もの時間と伝統の技を使い、材料と染め方を試した末、やっと花びらのピンク「桜色」に染まろうとする「力」を取り出すことに日本で初めて成功しました。それが夢細工の「桜染め」なのです。

 

どうして桜染めなの?
 私が、ここまで桜にこだわり続けたのには訳があります。それは、桜のピンクに特別な思いがあるからなのです。
例えば、梅の花のピンクが、身につけた時前に出て「私が私が」と自己主張する色なのに対し、桜のピンクは自らは一歩後ろに引いて、身につけた人の頬をそっとピンクに染めておしだす…そんな色なのです。ちょうどそれは、梅のピンクが現代の西洋文化に染まり自らを声高に主張する姿なのに対し、桜のピンクは私たちがどこかへ置き忘れてきたおくゆかしい日本の心を見る様で、何とも愛おしく大切に思えるのです。
「パッと咲いて、パッと散る潔さがいい…」などと言うのは、きっと、明治以後の人がこじつけた事で、昔から日本人に桜が愛され続けたのは、そんなおくゆかしい日本の心を桜が持っていたから違いない…と思うのです。
そんな桜色を桜で染めてみたい。どうしても染めたい。それが、私の桜染めの出発点であり、目標なのです。

 

夢細工の桜染め
桜のピンクは花の咲く前の小枝の中に潜んでいます。木の枝が、今年はピンクに染まらない…などというのは当たり前です。毎年毎年、桜の木は全く別物です。
桜染めで一番難しいのはピンクに染まる小枝を見つけることです。「若さがあって素直」がポイント。150年も生きた桜でも「若さがあって素直」なものもあれば、4、5年の若木でも、「若さ」も「素直さ」もないものもあります。人とよく似ているなと思います。私もいつまでも「若さ」と「素直さ」を失わないでいたい、と思い、桜に教えられる毎日です。
 ◆桜染めの手法を簡単にご紹介しましょう。
(1)花の咲く前の桜の小枝を集めてくる。
夢細工では、皆様のご家庭でせん定した枝や工事などで桜を切る時など、ご連絡頂き、貰って来ています。
(今年は山に300本の桜を植える予定です。)
(2)枝を分別し、小さく切る。
(3)鍋に入れて30〜40日、炊いたり冷ましたりしながら熟成してピンクを増やすと同時にオレンジやベージュを取り除き、ピンクだけを取り出していく。
(4)桜の染液を残してさらに熟成し原液を作る。
2週間〜3ヶ月
(5)布又は糸をよく練り(汚れを取り)椿灰の灰汁に、米酢を加えた液に入れてよくなじませる。(先媒染)
(6)グラグラと煮立った湯に(4)の原液を入れて染液を作り、染める。
(7)(6)によく洗った(5)の布を入れて短時間で染める。残りの液は捨てる。(この染液は1回しか使えません)
新しい(6)の液でさらにもう1度染め、好みの色になるまで何回も繰り返す。
(8)水洗いをして干すと桜染の完成です。

 

桜染めの作品紹介
桜染めの洋服はもちろん袋物からスカーフ、小物、アクセサリーにいたるまで、様々な作品が揃っています。

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